MySQLユーザーコンファレンス2008に行ってきました(2)

 2日目(10月31日)です。この日も朝から会場に辿り着いていました。1日目にも増して人が多く、並ぶのが嫌いな私はほとんどのセッションを諦めました。そのぶん空いた時間を利用してほぼ全てのブースで「今日は何を出してるんですかぁ〜」とかなり詳細に話を聞いて周りました。こっちのほうが有意義だった気はする、とちょっと負け惜しみも含みつつ(笑)。

(E-5)MySQL Performance Tuning 1

 トビアスのセッション。昨日の失敗を反省し、ちゃんと同時通訳レシーバーをつかいましたよ(笑)。 でもできるだけ生の英語を聞いて、集中力が切れたら通訳を利用するという使い方。
 1,2とあるパフォーマンスチューニングセッションの前半ということで、かなり基礎的なこと中心のお話。基本的には Explain の見方の詳細解説が中心だったと言ってよいでしょう。
スロークエリログや(5.1からはマイクロ秒ごとに指定できる&ゼロ秒指定もできるようになる)、クエリキャッシュについても show statusの値の例とともに解説していました。


 「パフォチュー2はもっと面白いから期待していてよ!」と言われたのですが、時間近くになって会場となる部屋の近くに行ってみたらものすごい行列で、入場を諦めました。終了後ブースに行って「いっぱいで入れなかったから、かいつまんで教えて」とお願いしたら、要するにいっぱいの status の見方を解説したとのことでした。 資料公開待ちです。



 実際に参加したセッションは上記だけで、あとは参加した人の情報とかから。

(E-6)MySQL 5.1で押さえておくこと

 ブライアンのセッション。 去年も同じようなタイトルで話したので、きっとほぼ同じプレゼンシートをつかってくるだろうと、参加しなかったのだが、どうやら正解だったらしい(笑)。 5.1について一番気になるのは「いつ RC の取れた正式版を出すのか」ということだが、頼りにならない「年内」という言葉が聞けたとか聞けなかったとか。

(S-G5)コンティニュエント社のタングステン・スタックは、MySQLにより良いレプリケーションをもたらします

 長い名前のセッションだが、セッションには参加せずにブースで聞いた話。レプリケーションに関して様々なソリューションを提供しているようで、その中でも Oracle をマスターにして(その REDO ログを利用して) MySQL をスレーブとしたレプリケーションを実現する仕組みに興味を持ちました。

(E-9)MySQLデータベースレプリケーションを理解する

 聞けなかったなぁ〜。どんな話をしたんだろう。ブライアンが話すレベルのレプリケーションってのはどんなのか、興味があります。資料公開待ちかなぁ。

(S-G8)新ストレージエンジン「SPIDER」 〜「SPIDER」を使用したパーティショニングの新手法〜

 SPIDERという新ストレージエンジンのお話しだと思います。ブースで聞いた感じではCPUをたくさん積んだマシン上で複数のmysqldを立ち上げ、それらをあたかもFEDERATEDのように親mysqldから使えるようなイメージだと感じました。通常 CPU を使い切ろうとするとCPU数に対してスケールの伸びが緩やかになる曲線を描きますが、複数mysqldを使用することで伸びの鈍化を防げる、、のかな。 逆転の発想の面白いアイデアだと思いました。

(J-10)インデックスを使いこなす

 これも興味があったが入れず。 オモテのテレビで少しだけ通りすがりに見ていました。かなり具体的な例を挙げながら、インデックスの使用され方などを解説していたようです。聞いてスグに役に立つセッションだったのかな、と感じました。

(REC)懇親会

 これはもちろん参加しました。並ばずに中に入ることができました(笑)。
お料理はやっぱり少なめ。でもまぁこういう場では私は普段からあまり食べない(食べものを選んでいる時間が勿体ない)のであまり気にならず。飲み物は豊富でした。
 抽選会あり、住商情報システム(SCS)さんが景品に出していた「セミナー受講権」がすっごく欲しかったのですが、残念ながら当選せず。。 自費で行こうかな。。。
 「MySQL徹底入門第2版」を持って行って、蒼々たるメンバーたちにサインをしてもらいました。たからものだ〜。


 全体を通して、キャパオーバーだったかなーと感じた今年のカンファレンスでした。そのぶん結果としてブースのほうも常に活気があってよかったとも言えるかもしれませんが、、、各セッションとも定員を気にせずに入れるくらいの広さの余裕を持ってもらえると、参加する側としての満足度はもっと高かったかなと思いました。
 あと、抽選会や懇親会での進行役のテンションは戴けないな。。学生の集まりじゃないんだし、少なくとも懇親会で来訪者たち相互の懇親を妨げるようなことは主催側は絶対にしてはなりません。これも次回以降で改善希望な点ですね。

 
 と、読み方によってはあまり今年のカンファレンスに私が満足していないように見えるかもしれませんが、前夜祭やブースでのお話や個別に飲みに行ったりなど、海外からのスピーカーのみなさんと深く交流できたのを中心に、得る物がいっぱいあった今年のカンファレンスだたと感じています。


 スタッフのみなさん、おつかれさまでした。

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